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輪行の旅-其の3:KCTPさんのツアーで、京の町屋めぐりに行って来ました!

今回はKCTPさんの『京の町屋めぐりコース』を体験してきました。
お天気は、暖かく、まぶしいくらいの晴天で
サイクリングにはもってこいの一日でした。
ゆっくりMokuの地元・京都の素晴らしい文化を見て・食して・体験してみようと
選んだこのコースは京の町屋が今も実際の住居として現存している西陣界隈がメイン。
今まで何気なく通り過ぎていた小路や裏路地などをガイド付きでサイクリングしていると、
京都人ながら、京都は奥が深い・・・・としみじみしながらいろいろ再発見。

ちなみに自転車は愛車のモールトンとBSモールトン。
今回のような、フラットだけど石畳や細い路地がたくさんあるコースには
ハンドルの取り回しがクイックで、祇園の石畳などの細かい段差にも反応する
きちんと整備された前後サスペンション付いたAMやBSM
がとても有利というわけです。
ただ一カ所、砂利道の京都御苑内は細く、高圧のタイヤを履いている
モールトンには本来少し不向きなのですが、ゆっくり走れば大丈夫です。

では、
京都人の知恵がいっぱい詰まった、京の町屋めぐりをご紹介しましょう。
今日のツアーガイド・しずかさんとKCTP前で、出発前のスリーショット。 京都駅から裏路地を抜けて、お茶屋さんが立ち並ぶ祇園宮川町へ。通り過ぎるだけでも、京都を実感できます。 祇園のお茶屋さん:お客さんが遊ぶ場所や心地よく過ごしてもらうための気配りをする、いわば祇園で遊ぶための窓口。
宮川町から、花見小路通りへ。ここは4月中『都をどり』が行われている歌舞練場。 『都をどり』の最中の花見小路はとても賑やか。夜は提灯だけが灯る、しっとりとした通りに...。 舞妓さんが良く通る白川通り。桜と柳の緑が本当にきれいでした。
京都御苑には、京都三大名水の『染井』『縣井』『醒井』があり、梨の木神社近くにある『染井』の水は今でも飲み水として多くの人が汲みに来ています。鴨川にも近いので、この『染井』の名水で、Mokuのzippoポケットバーナーを使ってお茶やコーヒーを入れたら...。おいしくて、気分最高の新しいサイクリングコース誕生。近いうちに絶対やろう!
鴨川で今日のコース説明を受け、川沿いを少し走ります。この時期の二条河原あたりは満開の桜とユキヤナギに縁どられています。 京都御苑の中央に位置する『建礼門』は見事な切妻檜皮葺。京都三大祭りのうち『葵祭』と『時代祭』はここが出発点です。
お昼は築100年以上も経つという『光泉洞寿み』さんで和風麻婆豆腐定食を。店先にショウウインドーがある珍しい町屋設計です。 奥は町屋独特の坪庭があって、ゴハンを食べながら軽くプレ町屋体験。食後は町屋ツアーのメインである西陣界隈へと向かいます。 西陣に入り、伝統的な軸組構造の町屋がちらほら。この建物にも京都人の知恵が詰まった町屋独特の様々な意匠が見られます。
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染織・工芸文化の振興を目的に設立された『織成館(おりなすかん)』に到着。西陣の伝統的な家屋の特色をそのまま残し、一部を展示館として改装。 『ウナギの寝床』といわれる縦に細長い京の町屋造りで、ここはかつて通り庭(表から裏庭まで一直線に通る土間)だったので、台所の排気のため屋根裏までの吹き抜けの本館一階。能装束が展示中。 本館二階には、全国の手織物が展示されています。大麻がまだ違法でなかった頃に織られた、大麻の麻布などがあって、思わず見入ってしまいました。
別館の製織工場では、すごいスピードで横糸を代わる代わる何色も織り込んでいく様子が見学できます。細かい柄は1時間に10cmほどしか進まない根気の要る職人技です。 『織成館』の女将さんから、少し離れたところの『岩神神社』のしだれ桜・八重桜が満開と聞いて、ちょっと寄り道。あまり広くない境内に満開の桜が所狭しと咲いていて感動。かなりの穴場です! 境内にはとてもめずらしい『御衣黄桜』という黄緑色の八重桜が咲いていました。初めてみる薄緑色の桜にまた感動。しかも開花に連れて緑→黄→ピンクへと色が移ろうそうです。
長屋--簡単に言えば集合住宅--を見学。町屋と違って1本の柱で繋がっているため、1軒だけ取り壊すなんてことは構造上できません。仕切りが壁一枚で、プライバシーが守りづらいので、今では殆ど見られません。 小腹が空いてきたところで本日の甘味処『しじま』へ。ここも町屋を改装した造り。玄関の路地の両側には珍しい草花がさりげなく育っています。ひとつひとつ丁寧に説明をしてくださる女将さんがとても上品で印象的でした。 青葉の茂る奥庭をゆっくり眺めながらあんみつで休憩。手入れの行き届いたお庭って本当に落ち着きます。身体もお腹もこころもほっこり、はんなり。あー、やっぱり京都っていいなー。
最後の目的地『丸益西村屋』の店先。ごらんのようにこちらも「ウナギの寝床」構造の町屋です。ここは『繭』という複合ショップの一角にある、友禅染体験ができる工房兼ショップです。 京の町屋コースの一大イベント--【友禅染のコースター作り】。まずはじめに、コースターの大きさにあった型紙を選び、柄を併せて色を入れていきます。あ〜でもない、こ〜でもないと、言いながら色を選んで作るのはホントに楽しかった。 これが私たちの作品。いかがですか?一番楽しみにしていたこともあり、満足行く仕上がりになりました。おみやげにいただけるので、想い出としても残る良い体験となりました。ここからKCTPに戻ってツアーは無事終了。しずかさん、今日は一日お世話になりました!
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京の町屋について-------:
京の町屋には、商いと暮らしの両立、建て込んだ町中の生活に自然を取り込むなど、たくさんの知恵や工夫が盛り込まれています。現存するほとんどが明治初期から戦前までの建物で、それ以前の江戸時代のものは大半が消失してしまいました。そして、昭和25年に建築基準法が施行されて以来、消防と構造の点で、町屋の伝統木造工法が認められなくなったので、建て替えてしまうともう町屋ではなくなってしまうのです。

伝統的な町屋木造軸組工法は、修繕をして維持していくことを前提に造られているので、修繕しやすいように各部分で様々な工夫がなされています。ですから現存している町屋は、少しずつあちこち修繕して今もなお大切に残されている貴重な財産なのです。

京の町屋独特の『ウナギの寝床』とは、その名の通り、間口が狭く奥に細長い造りをしています。これは何故かというと、かつて家の間口の大きさによって税を課すという“間口銭”があったので、間口の狭い造りにして税金を少なくしたと言われています。そして町屋のほとんどには、大小の差はありますが、中庭もしくは奥庭や坪庭と呼ばれる自然の光や風を通すための庭があって、その構造も京の町屋独特の間取りとなっています。そのほかにも、住まうための実用的な物から風情ある暮らしや住まいのためのたくさんの知恵と工夫が至る所に見受けられます。物の呼び名ひとつをとってもユニークで、ひとつひとつ探しながらサイクリングするのもまた一興です。いろんなことをふまえながら町屋界隈を巡っていると、本当にいろいろな京都が見えてきます。次はぜひ皆さんの足と目で古くて新しい京都を見つけて欲しいと思います。
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→→其の1:木津温泉への旅を見る→→
→→其の2:タウンショッピング編を見る→→
→→其の3:かやぶきの里・京都美山町編を見る→→
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