Moku2+4

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11月11日(日)午前7時：雨、雨、雨…。大きな分厚い雲に覆われて止む気配がありません。それでも今日は決行すると聞いてひと安心。ここまで来て走れないなんて悲しいので良かったです。朝食も海の幸満載でした。受付が9時までなので朝もゆっくりです。スタート地点『県民の浜』までは約10km。当初は自走で向かおうかと話していましたが、スタート前からテンションが下がるのも嫌だったんで有料でしたが県民の浜までトゥモローハウスさんに送ってもらいました。思ったより雨もキツかったので送ってもらって正解でした。

9名と自転車9台、モールトンは分解して、BD-1とBromptonは折りたたんでギリギリ載せられました。その中に自転車用ヘルメットを忘れてしまった方がお一人…。ヘルメットが無いと参加出来ないので、前日に大会事務局に購入できるところ、レンタルできるところは無いかと問い合わせましたが難しそうで、わざわざこれだけの為に購入するのも何だな…と急きょホームセンターで防災用ヘルメットを調達。「ちょうど防災用のヘルメットが無かったので良かったです」とのこと。無駄な物は買いません！

8時30分頃、バスから自転車を降ろして受付会場へ。やっぱり自転車が全然ありません。人もまばらでした…。雨なんで参加者も少なかったと思います…。

110kmコースの梁川さんも雨の状況を見てハーフコースに変更されました。こんな天気なんで変更された方が多かったようです。(後日談：梁川さんは翌日もとびしまに残って110kmコースを走られたそうです。晴れた日のとびしまは最高でしたと言われていました。)

ハーフコースのスタートは9時45分、皆さん各々の雨対策に身を包んで、いよいよハーフコースのスタートです。危ないので30名ほどのグループに分かれてスタートします。相変わらず雨は降り続けていました。11月の雨…結構寒いです。

はじめに軽い上りが2本続いたので、徐々に体も温かくなってきました。あとはひたすら平坦で海岸沿いを延々と走ります。少し小雨になってきました。時々漁師町なんかを通るんですが沿道からの声援がとっても嬉しかったです。ポンポン持って応援してくれた小さなお子さん、投げキッスなんかもいただきましたよ(笑)。雨は降り続いていましたが京都では見られない景色ばかりです。

30km地点の第1エイドステーションに到着。ここに来るまでに斜度10%以上の上りがあって、他のイベントより歩いて上っている参加者が多かったように思います。ここまで一度も信号が無く30kmノンストップで走ってきました。ここでは食べ出したら止まらない美味しい蜜柑から、蟹せんべい(絶品)、チョコやクッキーにミネラルウォーターなど、地元の学生さん達が大きな声で案内して参加者を労ってくれていました。

ここでの一番人気はこれ。じゃこ天のフライ。じゃこ天をコロッケみたいにパン粉で揚げてるんです。じゃこ天も名産と観光案内に書いてあったのでここで食べる事ができて嬉しかったです。アツアツでサックサクなんで何個も食べてしまいました。

また雨脚が強くなってきました。多分、向こうに見えるのが平羅橋です(コースを全く把握していなかったのと案内がスムーズ過ぎて、どこを走っているのか全く分かっていませんでした)。この橋を渡るのはフルコースの参加者だけで私たちはスルーします。大崎下島をぐるりと一周して折り返しです。

豊浜大橋です。大崎下島から豊島に入ります。とにかく橋の上でも往路復路、どちらの景色も違って見えるので同じ橋を渡ってる感覚が殆どありませんでした。

ここはどこでしょうか…大崎下島なのは確かです…対岸の島はなんという島でしょうか。とにかく美しい景色です。 往路は本州側、復路は四国側を走ります。折り返しといっても同じコースではありません。橋もそこら中で見かけて渡ったり渡らなかったりなんで大崎下島を一周していたことにも気が付きませんでした。

さっきから比べると小雨になりました。とにかく海沿いをひたすら走るんですが、曲がった先に見える景色がどこも違って見えます。この辺になると雨も気にならなくなってきて、綺麗な景色にいちいち感動してました。

ここもどこだか分かりませんが、まだ大崎下島です。また雨脚が強くなってきました。今回走らなかった5つ目の島に掛かる岡村大橋ですが、橋の途中に広島県と愛媛県の県境があるんですね。橋の途中に大きく『広島／愛媛』と書いてあるそうです。そうなると…、行かないですけど110kmも気になりますね。どんな景色が見られるんでしょうか。

39km地点、第2エイドステーションに到着。ここでトゥモローハウスさんの渾身の逸品『鯛めしおにぎり』と『エビおにぎり』をいただきました。おにぎりに続いて『海鮮汁』に『さつま揚げ』、その他にも蟹せんべいやチョコ、クッキーなどがずらり。ここで冷めても美味しい絶品おにぎりに負けず劣らずの存在感を出していたのが蜜柑ジュースです。「蜜柑ジュース美味しいから飲んだ方がいいよ！」と言われて飲みに行ったら、剥いた蜜柑そのままの味でメチャクチャ美味しい！！甘いのにエグミが無くて喉ごしがとっても軽いんですよ。輪行じゃなかったら買って帰りたいな…なんて一瞬思ったんですが、今までの私の傾向として、輪行の場合、持って帰れないなどの制限がある分、その時、その時を現地で思い切り楽しもうと意識するみたいで、小さな事でも強く印象に残っているような気がします。

まだ大崎下島です。また厚い雲に覆われてきました。そこそこ深めの水溜りがよく現れます。私は泥よけを付けていたので跳ね返りはありませんでしたが、靴がずぶ濡れになるので避けていました。案内の方も水溜りが出てくる度に手信号を出されていて丁寧だなぁと感じました。

そんな雨の中、ツーリングイベント初参加のメンバーがお一人…。こんな経験されたらこれから何でも来いですね。

随分と雨が弱くなってきました。 薄らと太陽が透けて見えたりしましたが、なかなか表に出てきてくれません。

透き通った海を見ながら、随分と気持ちに余裕が出て来たんでしょうね。雨模様の中でもゆっくりと変わる景色をしっかりと楽しんでいました。

今日は15時頃から雨が上がると予報されていましたが、豊島に入った辺りからスカッと雨雲が居なくなりました。

水面が反射してキラッキラ！そりゃあもうメチャクチャ綺麗でした。この景色が画像で伝えきれないのが残念！

モノクロからカラーに変わったように空の青と白い雲、山の緑に海の青、こんなに色鮮やかな島だったんだと感動も倍増です。

残り数キロというところで雨が止んだんですが、今までの大変さが報われた感じでした。これからこの先に見える豊島大橋を渡ります。

これまで何も起こってない感じでレポートを書き進めてますが、私、どこかでスッテンコロリンしてるんですよね。急な下りが終わった左折時に…。10cmぐらいの細い排水溝があってそれが見えてなくて、下りの流れで軽くブレーキを掛けながらコーナーに入ってしまったんでタイヤが横滑りしてしまったんですね。何とか持ち堪えようと頑張ったんですが無理で、両手両膝の土下座スタイルで着地。でも擦り傷ひとつ無く打ち身もありませんでした。内側がフリース素材の冬用レーパンを履いていたからだと思いますが、下ろしたてだったんですよね…左膝の表面がペロッとめくれてました…。でもレーパンを履いてたおかげで怪我が防げました。転け方が軽かったからだと思いますが全然痛くなかったんで、レーパンってお尻の痛さを軽減してくれるだけじゃないんだなぁなんて勝手に解釈しながら走ってました。

第2エイドステーション豊スポーツセンターにて。

豊島大橋を背景に。

でも受付会場にはたくさんの人が！おそらく本来の1450人は割っていたと思いますが、ここに1400人も集まったら大変だっただろうなぁと思いました。