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安芸灘とびしま海道

オレンジライド2012

AKINADA TOBISHIMA SEA ROUTE ORANGE RIDE 2012

2012.11.10~11.11

 

とびしまオレンジライドに参加してきました(その3)

最後の上り坂。Bromptonで参加の72歳山下さん。内装5段×外装2段の10段仕様なんですが、内装の軽いギア1速と2速が途中で壊れてしまって、そこそこの坂は3速で何とか上られていましたが、勾配のキツイ坂は押して歩かれていました。よりに寄ってイベントの途中で壊れるなんて…。

豊島大橋も標高差70mオーバーです。お隣しまなみ海道の自転車専用レーンは勾配を緩くするために螺旋状に設計されているところが多いんですが、とびしま海道はクルマをメインに設計されているので直線的な坂が多かったです。でも勾配が厳しい分、距離も短いので何とか乗り切れました。

そんなこんなでゴール!大会スタッフの方々が大きな声援で迎えてくれたので、やったぞー!って感じで嬉しかったです。この時はもう雨も完全に上がっていました。

ゴールの後は楽しみにしていた肉じゃがカレーです。大盛りも注文できます。キリンのブースでは無添加でカロリーオフのノンアルコールKIRIN FREE350mlがジャンジャン配られていました。

まとめ

初っぱなから雨は降るは、帰りの電車でのてんやわんやや、私に限ってはスッテンコロリンまでして、いろいろと大変だったんですが、全体を通してとっても楽しいツーリングイベントでした。何と言っても海の景色が最高で、海岸沿いの平坦路を延々と走るコースなんてなかなか無いんじゃないかと思いました。穏やかな海に何艘かの貨物船が遠くでのんびり浮かんでいたり、道路から迫り上るように植えられたミカン畑、静かな島、ゆったりとした景色に気持ちも解放されました。 雨でも充分楽しめたので晴れてたら最高だろうなと思いました。

宿泊施設の方をはじめ、イベントスタッフの方や地元の学生さん、皆さん丁寧で親切、せかせかしてなくて、のんびりした感じが良いなぁと思いました。やはり雨だったのでパンクしている方をちょくちょく見かけましたが、警察や大会関係者による交通整備や案内もスムーズで、自転車での先導車もたくさん見かけました。水溜りを避けて走行するので蛇行運転になりがちだったんですが、通行車両もゆっくりと追い越して行くのでほとんどストレスはありませんでした。長めのトンネルも何度か走ったんですが、クルマが来ていても煽られることも無理に追い越されることも無く、慌てずに安心してツーリングを楽しむことができました。信号がほとんど無かったのも驚きです。ずーッと走っていられるんですよ。


参加者の年齢層は分かりませんが、女性が多かったように思います。気になったのは女性2人組のタンデム自転車!広島県ではタンデム自転車(二人乗り用自転車)の走行が許可されているんですね。なんだかとっても楽しそうでした。小学校低学年とおぼしき少年達も結構見かけて、黙々と頑張ってる姿が印象的でした。


人や景色、食べ物どれをとっても良くて、特にコレ!といったころは無いんですが、なんかスゴく楽しかったなっていうのが今回の感想です。同じ雨でしたが越前加賀アースライドのリベンジにも充分なって、今年の締めのツーリングとして相応しいイベントでした。これに次ぐイベントを探してこれからもご当地グルメに釣られながら、もっと様々なサイクリングイベントに参加してみたいなと思いました。

トゥモローハウスさんもブースを出されていて荷物を預かっていただいてたのでそこでカレーを食べました。

腹ごしらえも済んで、完走証をもらいに受付会場へ。各エイドステーションでヘルメットに貼られたシールをチェックして完走証が渡されます。

これがその完走証です。雨の中頑張って走った同士ですね。悪天候だったんでいつもに増して達成感がありました。完走証…気をつけて持って帰ったつもりが家に帰ったら皺くちゃになってました。

県民の浜にある温泉『やすらぎ館』で体をほぐしました。とびしま参加者は50円割引だったんですよ。呉線広駅までの送迎をトゥモローハウスさんにお願いしていたので県民の浜で自転車を収納します。とにかく重たい荷物を背負って自転車に乗るのはできるだけ避けようという算段です。

参加賞はi-phoneケース?ですかね。とびしまオレンジライドと書かれたパッケージをその場で捨ててきたので、ただの小さいポーチになっちゃってますが、i-phone以外にも使えそうです。

広島駅まで鈍行で1時間ほど。のんびり電車に揺られながら今日のことを振り返っていたら…広島駅まであと2駅の向洋駅で運転見合わせの放送が!電車が止まってしまったんです。タクシーに乗り換えたりしてもう大変でした…。予定してた新幹線にギリギリ乗り込むことが出来ましたが、イベントに参加すると帰りに何かしらアクシデントが起こります…。でもこれもまた思い出に残りますね。(てんやわんやの様子はページの一番最後に載せています)

帰りのN700系では←こんな風に積んでいました。BD-1は横並びに2台、モールトンは上に重ねて2台置きました。

豊浜大橋にて。

今回の帰りのスケジュールはこんな感じでした。


17:47 広駅発(広駅で京都駅、新大阪駅までのチケットを買う)

18:49 広島駅着

19:33 広島発のぞみに乗車

21:14 京都駅着


予定通りなら広島駅でお土産を買う余裕もあったんですが、実際はこうでした…。


17:47 広駅発(広駅で京都駅までのチケットを買う)←ここまでは一緒。

18:30 向洋駅で一時停止。(広島駅まであと2駅)

18:45 運転見合わせのアナウンス。

18:55 このままでは間に合わないと判断して向洋駅のタクシー乗り場へ移動。

    広島駅まで25分も掛かる事が判明。それでも3台に分かれて乗車。

    まずは京都組の1台目、2台目が出発。

19:20 大人3名を乗せた1台目が広島駅に到着。

    向洋駅で呉線が運転再開。

         新大阪組はタクシーには乗らずにホームへ移動して呉線で広島駅へ。

19:30 BD-1ペアの2台目が広島駅に到着。(発車まであと3分!)

    新大阪組から「乗れそうにないので先に乗って下さい」と連絡が入る。

19:33 京都組5名が予定通りの新幹線のぞみに乗車。

    呉線で向かっていた新大阪組が広島駅に到着。

19:47 新大阪組が新幹線さくらに乗車。


という具合に、連絡を取り合って自転車担ぎながら分刻みで動いていた50分間。

電車では10分も掛からない距離だったんですけどね。2台目で到着したBD-1ペアは駆け込み乗車寸前の状態でした。新大阪組は、広島駅のみどりの窓口で事情を説明したら、次の新幹線さくら(新大阪止まり)の指定席+200円の返金があったそうです。これにはビックリ!


色々と大変でしたが今回のことで勉強になったこともありました。まずは小型車のタクシーに、大人3名とモールトン3台、バックパックを3つ載せられた事、同じく小型車に大人2名とバックパック2個、半開きでしたがトランクに通常よりサイズの大きい20インチ&ドロップハンドル仕様のBD-1が2台載せられた事、あと4列シートの新幹線さくらの座席は広い。どうって事ないと言えばそれまでなんですが小さな収穫です。


モールトン3台が小型車に載せられた件については、全員が同じサイズの輪行袋だったからだと思います。オーストリッチ社のモールトン専用輪行袋だったんですが、説明書通りに収納すると結構コンパクトに収まります。説明書通りでなくても収納出来ますが、若干サイズが大きくなったりするので面倒ですが説明書通りに収納するのがベストです。この時はトランクに2台、後部座席に2名乗り込み、膝の上にモールトン1台を抱えました。BD-1も同じで、トランクに2台積むことができました。いずれも緊急時だったからこその荒技でしたが、兎にも角にもみんなその日に帰れて良かったです。ドラマチックなエンディングでした。

Moku2+4

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帰りの電車でまさかの運行スットプ!?