Title: Birdy(BD-1) __Campagnolo Chorus 10speed 20inch (Orange)

車種:BD-1

Date:2006年7月

  1. 箇条書き項目 No.017

今回のこのモデルは、本国ドイツ仕様(内装8段)をベースにカスタマイズされています。

そのカスタマイズの特徴は、大きく3点に分かれます。


● [Campagnolo]へのこだわり。

ドロップハンドル仕様は絶対条件で、加工もせずに問題なく装着できるシマノも選択枠に含まれていましたが、やはりこのフレームにはカーボンパーツをふんだんに取り入れたいと、最終的にカンパニョーロを選ばれました。

通常カンパニョーロのコンポーネントは、ロードフレーム専用に設計されているため、MTBのフレームを採用しているBD-1には装着が困難とされていましたが、ワンオフで一部パーツを製作。かなりの製作日数を経て完成したこのモデルは、オーナーの徹底的なこだわりを感じる最高の1台に仕上がっています。


●ホイールを18インチから20インチに。走行性が格段にアップ。

BD-1は、18インチホイール専用にカンチ台座(ブレーキ取り付け台座)が溶接されているため、インチアップは難しいとされていましたが、ブレーキパットの稼働範囲が広いブレーキに交換し、20インチ化に成功。


●モノコックの流線的なデザインに合わせて、レーシーなドロップハンドル仕様に。

フラットバー専用に設計されているBD-1を、ドロップハンドル仕様に変更。ブレーキの引きしろを変えるためのパーツを装着すると、Vブレーキでもコントロール性の高い調整が可能。

1. メインコンポーネントは、[Campagnolo]Chorusをセレクト。画像は、カーボンモノコックのクランクセット。

2. Chorusのリアディレイラーは、本体にカーボン素材を使用。軽量で見た目にもレーシング。

  1. 3.ハンドルポストのカラーに合わせて、アヘッドステムにもブラックアルマイト加工を。ハンドルは、25.4mmのクランプ径を採用した「Mokuオリジナル」ドロップハンドル。

4. デュアルコントロールレバーにもカーボン素材を使用。レーシーなカーボン素材がオレンジのフレームに冴えます。

5. サドルには、超軽量[TIOGA]スパイダーサドルをチョイス。

  1. 6.ヘッドセットには、[CHRIS KING]をチョイス。ブラックカラーで全体を引き締めて。

  1. 1.駆動系の前後ハブは、[Campagnolo]Recordを装着。

  2. 2.Campagnoloのハブは、MTBフレームのBD-1には装着できませんが、エンド幅を調節するアダプターをワンオフで製作し、組み付けが可能に。 画像はハブアダプターを装着した状態。

  1. 5.Moto BMX Vブレーキに、ブレーキの引きしろを調節する"トラベルエージェント"を装着したリアブレーキ。このブレーキは、ブレーキパッドの稼働範囲が広いので、20インチ化するのに必要不可欠なパーツ。

  2. 6.リアブレーキに装着するトラベルエージェントを加工し取り付けます。PAUL純正のVブレーキの一部(画像下)と、トラベルエージェントを装着したブレーキの一部(画像上)。

  1. 3.製作したハブアダプターの側面(画像上)、ハブアダプターの内部(画像下)。ボルト内の六角穴は、レーザー加工。

  2. 4.PAULのVブレーキに、ブレーキの引きしろを調節する"トラベルエージェント"を装着したリアブレーキ。このブレーキは、ブレーキパッドの稼働範囲が広いので、20インチ化するのに必要不可欠なパーツ。

  1. 7.Vブレーキの場合、そのまま PAUL専用のインナーリードとスペーサーを使用しますが、ドロップハンドルで、トラベルエージェントを装着する場合は、インナーリードの差込口では内径が大きすぎるため(画像右)、ガタが発生します。正確なセッティングを出すために、トラベルエージェントの差込口に合わせて、内径の小さいスペーサーを新たに製作(画像左)。

  2. 8.純正のスペーサー(画像右)と新たに製作したスペーサー(画像左)。内径の違いがはっきりとわかります。

  1. 9.加工したスペーサーを取り付けた状態。より正確なセッティングを出すために、スペーサーを加工します

  2. 10.フロントのトラベルエージェントは、リアと異なる種類のものを装着します。一般的なフォークに取り付けられるように設計されているため、BD-1の特殊なフロントフォークの形状に合わせて削り、面を出します。

  1. 11.加工したトラベルエージェントを、フレームと同色に塗装。完成度を高めました。

Q1. この自転車を選んだきっかけ&決め手は?

A1. r&mのWebで発見。2秒で購入決意。販売後2日でドイツにオーダー。単純にかっこいいと思います。ドロップハンドルが似合いそうな感じがしました。


Q2.またこの色を選んだ決め手は?

A2.オレンジ色が好きなんです。一台目が黒なので少し、派手めに行こうかと…。


Q3.この自転車の一番お気に入りの部分

A3.走行時の安定感。ものすごくスムーズな走りはもうBD-1の域を超えていると思います。


Q4.カスタムとは

■ Mokuのこだわりのチューンナップ ■

■SPEC■

●メインコンポーネント: Campagnolo Chorus 10speed

●ブレーキ : PAUL Moto BMX Vブレーキ

●ホイール : Alex Moulton オフセットリム 20インチ 28H

●ハンドル : Mokuオリジナル 25.4mm ドロップハンドル

●サドル : TIOGA スパイダー

A4.なんでしょうね。徹頭徹尾、自己満足ではないかと。


Q5.普段の使い方や、カスタムする前と後で変化したことや、ちょっとした出来事、おもしろ話など

A5. もともとは通勤用としてのバイクのイメージでしたが、あまりの走りやすさに街乗りができなくなりました。気がつくとサイクルジャージ&ヘルメットで桂川を走ってます。なんか今後異常に健康になりそうな気がします。いまだけかな?


自分でもこんなにはまるとは思いませんでしたが、折りたたみ自転車といういろいろ制限のある中でのカスタマイズは面白いですね。

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