Mokuが考える自転車の整備とは、“素材を生かしきる事”だと考えています。

例えば料理で最高の一品を作る場合、最高の素材を使っても、味付けひとつでその素材の良さを生かせないこともあります。真の料理人は、自分の手になじんだ専用の包丁や道具を使い、また素材や調理法によって包丁や道具を変え、最高の一品に仕上げるのです。


これは自転車にも同じ事が言えます。たとえ良い素材(自転車本体)であっても、整備の違いで、その自転車が持つ特性や性能を引き出せないこともあります。上質の素材を生かし切るためには、そのものにあった工具を使い、時には一から専用工具を作り、その自転車の持ち味を存分に堪能できる1台に仕上げることが大切なのです。


Mokuでは、最高の味付け(整備)をして、本来の性能を充分に引き出してあげることこそ自転車ショップの務めであり、自転車にとっても、共に過ごすオーナー様にとっても一番だと考え、日々努力しています。

▲自転車ツール。Mokuオリジナル設計のAlex Moulton専用特注ツールも多数。

▲グラインダー

◀ Mokuオリジナルツールを使用し、ヘッドフェイスを整えます。

右:通常のヘッドフェイスカッター。

左: MokuオリジナルAlex Moulton専用フェイスカッター。

▲Moulton専用 フォークアライメント定盤

(Mokuオリジナル)

Mokuではこのような既存ツールやオリジナルツールを駆使して、セットアップやカスタマイズ、オーバーホール、レストアを行っています。

適切な工具を使うことで、より精密・正確により早く、作業を進めることができます。

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▲Moulton専用 フレームアライメント定盤

(Mokuオリジナル)

▲フライス盤

FACTORY & TOOL

Mokuでは、より長く、より快適なコンディションで楽しんでいただくために、専用の工具を製作するなど、入念な整備を行っています。

自転車整備の基本、アライメント作業を行うためには、正確に計測できる専用の定盤が必要になります。 そのためモールトン専用に定盤を設計し、製作しました。

モールトン・バイシクルの特徴と言えば、なんと言ってもサスペンション構造に他なりません。モールトン・バイシクルのフロントフォークは、2本のメインフォークとサブフォークから成り立っています。精度が出ていなければ独自のしなやかな動きが損なわれてしまいます。それぞれのフォークの精度を高めるためにMokuオリジナルでモールトン専用のフォークアライメント工具を製作しました。

フレームアライメント Frame Alignment

フォークアライメント Fork Alignment

フォークアライメント作業について ▶▶▶alignment_fork_a.html
フレームアライメント作業について ▶▶▶alignment_frame_a.html

▲旋盤

▲パーツ洗浄台

▲フライス盤

▲ボール盤

▲フレーム製作治具一式