各部の点検と組立調整のため部品をバラしていきますが、まずはじめにテンショナーを取り外して、
スポークテンションにもバラツキがあるので、タイヤとチューブを外し、一から調整します。
フロントホイールも調整するため、タイヤ、チューブを取り外します。
ホイールの調整が終わったら、ハブナットを緩めて小物を取り外し、グリスを入れます。
ハブナットにはいつもカジリ防止グリスを塗ります。
ブロンプトンは英国からこの状態で送られてきます。
ホイールを外し、ホイールの調整を行います。ほとんどの場合、ホイールのセンターが出ていないためです。
←ホイールのセンターを確認する
『センターゲージ』
↖これだけセンターがズレています。
ホイールセンターを確認しながら、ホイールの縦振れ、横振れ、スポークテンションを合わせていきます。
タイヤを装着したままの状態でホイールが振れていなければ問題無いと思われるかもしれませんが、それではある程度の振れしか取り除くことができません。その場合、ブレーキシューが偏摩耗したり、回転の抵抗になったりと気持ちよく走行する上での妨げになってくるので、ホイール単体で振れを取り除く必要があります。
ハブの玉当たりを調整します。
元々、Bromptonのパーツの質はそれほど高いわけではないので、全く調整をせずに乗り始めると、すぐにベアリングなどに傷が付いてしまいます。
Bromptonのフロントハブは、シール性がそれほど高くないので、たっぷり入れます。
ハンドルステムのボルトを緩めてステムを抜きます。
ヘッドベアリングのナットを緩めてフォークを抜き取ります。
元のヘッドベアリングにはグリスが付いていますが、品質と量が「?」と思っていて、頻繁に開ける箇所でもないので、より耐久性を高めるために元のグリスを拭き取って新しいグリスをたっぷりと入れます。
ブレーキインナーケーブルを取り外して、グリスを塗ります。これだけでも随分とブレーキの引きが変わります。
サドルを取り外して、取り付けボルトにもグリスを塗っておきます。グリスを塗る事で錆による固着も防げます。
ステム引き上げボルトも取り外して、固着しにくいようにグリスを塗ります。
ブレーキの動きが固かったので調整します。
簡単な説明になりましたが、こんな感じで完成です。
Bromptonは8割型オリジナルパーツで構成されていて、チェーンひとつとっても3段変速と6段変速とで異なるので汎用品は使えないため、メンテナンスコストを抑えるためには買った状態をいかに長く保たせるがが大きなポイントとなってきます。 注油など日々のメンテナンスも大切ですが、 Mokuでは少しでも長く快適な状態で楽しんでいただけるように入念な整備を行っています。
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